造船舶用工業における鉄工作業とは?

コラム

造船舶用工業の鉄工作業はまず、船の基礎となる「キール敷き」の作業から始まります。

キールは船の背骨みたいなもの。
この部分がしっかりしていないと、船は長持ちしません。

だから、キールを敷く作業はとても重要です。
大きな鉄板を正確に敷いていくこの作業は、まるで大きなジグソーパズルのピースをはめていく感じです。

次は「ブロック組み立て」です。
実は大きな船って、一気に作るんじゃなくて「ブロック」と呼ばれる大きなパーツごとに作られてから最後に組み立てられます。

例えば船首や船尾、船底、甲板など、それぞれの部分を別々に作ります。
そこでの鉄工作業は、鉄板の切断、曲げ加工、溶接など、さまざまな技術が駆使されます。

特に溶接は重要。
船は海の中を航行するため、防水性が非常に大切です。
溶接作業によって鉄板同士をしっかりと接合し、水が浸入しないようにします。

溶接の技術が船の耐久性や安全性を決定するので、熟練の腕が求められる場面です。

最後に「最終組み立て」と「試運転」。
各ブロックを組み立てるとき、クレーンを使って巨大な鉄のパーツを慎重に据え付けます。

これが高さ数十メートルの場所で行われることもあって、見ているだけでドキドキ!
そして、すべてのパーツが組み合わさって船が完成したら、いよいよ海上での試運転です。
自分たちが作った船が実際に海を航行する瞬間は、最高の達成感が味わえます。

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