造船業ではどんな溶接作業が発生するの?

コラム

造船業で一番よく使われるのは「シールドメタルアーク溶接(SMAW)」、通称「手棒溶接」です。

これは金属の棒を使って電気で溶け合わせる技術。
あのカチッとした音とともに火花が飛び散る感じは見たことがある方もいるかもしれません。

手棒溶接は特に厚い板金同士をつなぐときに使います。
力強さが必要な部分にピッタリです。

次に、「フラックスコアアーク溶接(FCAW)」というのもあります。

これは、内部にフラックス(溶剤)が入ったワイヤーを溶接機で出しながら溶かす方法です。
手棒溶接に似ているけど、ワイヤーを自動で供給するので、長時間連続で溶接できるのが特徴。
作業がスピーディーで効率的です。大きな船体を作るときに多用されます。

また、精密な作業が必要な場面ではTIG溶接も活躍します。
これはタングステンの電極を使って金属を溶かす方法で、特にステンレス鋼やアルミニウムなどの異種金属を溶接するときに使います。
火花が少なく、細かいコントロールができるので、美しい仕上がりが特徴です。
船の内装や細かいパーツの溶接に最適です。

ざっと見ただけでも、造船業の溶接作業って本当にいろいろあります。その都度最適な方法を使い分けます。

現在弊社では造船業に関わる現場スタッフを募集しています。
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